2月14日 鈴木秀明 感染性パラノイア
こんにちわ。今日はかなり真面目な話があります。
昨日、緋依ちゃんも書いてましたが、数日前から当国内に於いて感染性パラノイアが発生しました。
いきなり何言ってんだよ?中二系ボカロ曲かなんかか?
って皆様思いますよね?
これ、集団ヒステリーの一種でパラノイアと呼ばれる妄想性パーソナリティ障害(日本語では偏執病)が瞬く間にクラスター感染するという恐ろしいミーム汚染なのです。
有名なものだとレストランの男性客が性器が急に無くなったという妄想が伝染した、いわゆるペニスパニックがありますね。
少し遡ると、エイズが流行し始めた頃、「自分はエイズの末期患者かもしれない」という妄想が伝染し、それを見聞きした方々が集団自殺するという事件もありました。
口に出すのも憚られますが、日本国内で90年代に大事件を起こしたカルト宗教もこの原理です。
テレビや新聞などはもちろん、掲示板の書き込み、学校や職場内での話題でも起こりうるものです。
最初は溜息程度の憂鬱から感染します。ものの数分もしないうちに
「俺は悪魔だ!」
「私は破壊神だ!」
などと妄想と現実の区別がつかなくなります。精神的に強い人は感染が遅れますが、あらかじめ精神安定剤を飲むなどの対処法しかありません。
これが集団で進行していくと
「あれ?こうなったのって○○が悪くね?」
「そうだよ!殺そうよ!」
「そうだ!そうだ!やっちまえ!」
となってゆくのです。そうなると止まりませんよね。
今回実際、現場にいた僕も何故正気でいられたのか分かりません。運が良かったのでしょう。軽い暴行には発展したものの最終的には軽度な被害で済んだのも運が良かったと言えるでしょう。
僕はこれまでパラノイア患者を見たことも無ければ、こんな危険な伝染をするなど思ってもみませんでした。
日本人は他人に関心が無い事も一因ですし、感染性パラノイアをメディアが報道したら二次被害出ますからね。一般に生きていれば知らなくて当然です。
こんな事普通に生きてれば遭遇しませんよね。
僕もそうでした。でも条件さえ揃ってしまえば、あわや大惨事です。
集団心理とはそういうものです。
どう対処しろとも、そもそも防ぎ方も分かりません。回避方法は思いつきません。
その場所に居合わせない運でしかないのでしょうか。
ただ、このような現象があると認識して頂ければ、「これはパラノイアだ!」と気づき、逃げる事が出来ますよね。
なので記事にしました。
本当に恐ろしい数日間でした。最悪のバレンタインデーになってしまいましたね……
百花の誕生日も落ち着いたら祝い直します。
ふぅ、それでは失礼します。